糖尿病はエネルギー源であるブドウ糖を活用させるインスリンというホルモンの分泌が悪かったり、低下している病気です。
インスリンを作る膵臓のβ細胞が破壊されるために発症する『1型糖尿病』と、肥満や過食などが原因でインスリンの作用や分泌能が低下することで発症する『2型糖尿病』があります。
日本では糖尿病患者さんのほとんどが『2型糖尿病』です。
1型糖尿病 | 2型糖尿病 | |
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若年に多い (ただし何歳でも発症する) |
発症年齢 | 中高年に多い |
急激に症状が現れて、 糖尿病になることが多い | 症状 | 症状が現れないこともあり、 気が付かないうちに進行する |
やせ型の方が多い | 体型 | 肥満の方が多いが、やせ型の方もいる |
膵臓でインスリンを作るβ細胞という細胞が壊れてしまうため、インスリンが膵臓からほとんど出なくなり、 血糖値が高 なる | 原因 | 生活習慣や遺伝的な影響により、インスリンが出にくくなったり、 インスリンが効きにくくなったりして血糖値が高くなる |
インスリンの注射 | 治療 | 食事療法・運動療法、 飲み薬、場合によってはインスリンなどの注射を使う |